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坂本造園×備前 宮尾昌宏×陶芸家 間鍋 竹士 続・コラボレーション | それぞれの匠が想いを掛けて創り上げた作品たち

先日、無事にYAOKIさんのオープン日を迎えました。

そして、実は、コラボレーション企画がまだまだあります。

本物を極めたそれぞれの匠のみなさんとのコラボレーション。

 

 

お店のエントランスには、坂本造園さんプロデュースの造園を、

そして、お蕎麦を盛り付ける器には、防府市在住の陶芸家・間鍋竹士さんの器や岡山県在住・備前 宮尾昌宏さんの器を使わせていただくことに。

 

坂本造園さんはトピア社屋の庭園も手掛けて頂いています。

 

 

『 坂本造園 』
3代目 坂本利男氏

2008
TV東京 『テレビチャンピオン2 日本庭園職人選手権』 優勝

2010
第1回 東京インターナショナル フラワー&ガーデンショー 世界大会 金賞受賞

2015
第11回 日本庭園協会賞 奨励賞

2018
山口ゆめ花博 日本庭園出展コンテスト
造園連全国青年部として出場 設計、現場総指揮担当
国土交通大臣賞 (秋篠宮夫妻と約5分間、出展の庭で対談)

 

 

「 心に残る景色 」を目指す
大正時代から続く老舗造園会社の3代目。

山口ゆめ花博では、「未来へつなぐ長州の庭」が最高の国土交通大臣賞を受賞。全国放送のテレビ番組での庭造りコンテストでは優勝をし、屋号を全国区に出来たことがなにより嬉しかったそうです。
手入れに手間がかかっても、家の四季を彩り、家族の会話を増やす「自然の緑の魔力」があるという坂本さん。
この言葉には、長年、木々に接しているからこその想いが込めらているように思います。

トピア社屋の庭の木々を毎日窓から眺めていますが、確かに四季を感じ、癒され、心が和みます。緑あふれるトピア社屋の庭は、本当に心地良き空間です。

今回、YAOKIさんのエントランスの植栽を手掛けてくださいました。エントランスの狭きスペースですが、本当に素敵です。
すべての木々に想いが込められ、創り上げられたエントランス。
ご来店の際には是非、ゆっくり眺められてください。

(お天気が悪い日が続いていますので、エントランスの写真はまた後日更新させていただきます)

坂本造園さんのHPはこちら

 

 

 

『 備前 』

宮尾昌宏氏

2008年
第51回 日本伝統工芸中国支部展 日本工芸会賞 受賞
第9回 福武文化奨励賞 受賞
2014年
第31回 田部美術館「茶の湯の造形展」優秀賞 受賞
2016年
第59回 日本伝統工芸中国支部展 テレビせとうち賞 受賞

 

 

宮尾さんは、幼い頃から焼物に興味を持たれ、中学生のころにはすでにろくろを回されていたそうです。
ご自宅の庭に小さな窯を作り、窯焚きをする陶芸少年だったそう。

備前焼だけれど、備前焼らしくない備前焼を作ることを意識しておられるそうで、重い・堅い・力強いといった男性的なイメージとは正反対の優しくて柔らかい女性的な作品を心掛けていらっしゃるそうです。

「 技術や知識は年々上達しているけれど、それでも、その時その時にしかできないものがある。だからこそ、今という時を大切にしながら、優しい備前焼を極めていきたい 」

そんな宮尾さんの作品も、お蕎麦と一緒に楽しんでいただけたらと思います。

備前 宮尾昌宏さんのHPはこちら

 

 

 

 

『 陶芸家 』
間鍋 竹士氏

すべて地元の山口県産の土や釉薬を使用。
陶芸に適した「ブランド土」は一切使用せず、県内の山々に足を運び、土、石、鉱物を捜し求め、
様々な土をブレンドしながら、その作品に合うものを配分する。

また、無農薬、無化学肥料の米を作り、その藁の灰で新たな釉薬を作るなど、自然の恵みや流れの中で、
常に新しい試みの作品を日々探求・制作しています。

以上 HPより

 

今回はご本人に会いに工房ギャラリーにお邪魔させていただきました。

ちいさな看板息子君のひーたんがお出迎えしてくれて、まずはほっこり。

 

ギャラリーの中には間鍋さんの作品がずらりと並んでいました。
どれもこれも、存在感があり、ひとつひとつに掛けられる想いが伝わってくるようです。

 

間鍋さんの作品作りの第一段階。それは、山へ入り、土を探すことから始めるということ。

どうしてそのようなスタイルになったかをお伺いすると、アフリカ・エチオピアとの出逢いがきっかけとのことでした。

 

間鍋さん

「 現地滞在中、欲しいものがすぐに手に入らない環境の中で、いかに自分たちの身の回りのもので作っていくかということの経験が少なかった。日本から送るわけにもいかないし、現地で一から探さないといけない。
その時に、身の回りのもので何かを作るという経験が少なかったからちゃんと教えられなかった。

その経験があったからこそ、帰ってきて自分で使うものは自分で採取してというスタイルをしなきゃいけないなということに気が付いた。
この経験が、今度またアフリカに行ったときに、ちゃんと教えられることに繋がっていく。

こういう風に(山に入って土を探すこと)させていただいていることは、すごく有難いこと。
それがあってこその作品作りとなっている。」

 

アフリカでの経験が、今の作品作りの一つのインスピレーションにもなっているそうです。

 

YAOKIさんでは、間鍋さんの作品に、お料理が盛り付けられています。
想いが込められた器たちでいただくお料理は、やはり特別です。

 

陶芸家 間鍋竹士さんのHPはこちら

 

 

日本の文化はそういったところがまた楽しみの一つでもありますね。

ご来店の際には、エントランスから、店内、器、そしてお蕎麦。
それぞれの匠が想いを掛けて創り上げた作品たちを、どうぞゆっくりとお楽しみください。