
2025年7月25日
パッシブデザインには5項目あります。その中の昼光利用について書いてみました。
昼間に照明をつけなくても過ごせるようにする事が昼光利用の目的になります。自然光による快適な明るさを実現する事ができます。
昼光利用の基本はできるだけ多面採光を取り、LDKや子ども部屋には2面以上の窓を設置し、水廻り(洗面、トイレなど)も1面以上の窓を設ける事をおすすめします。
具体的には、LDKの南面に大きな窓を設けると大量の明かりを得られますが、過剰な明るさになるのでブラインドや調光ロールスクリーンなどの明るさを調整できる器具が必要になります。
しかし冬期には過剰な明るさによる熱エネルギーを利用すると快適に過ごしやすくなります。(日射熱利用暖房)
窓からの明るさと熱エネルギーをうまく調整し活用することが大切です。
吹抜の高い所に窓を設ける導光手法や庇の上部に光を反射させて室内に取り入れるライトシェルフなどもあります。
壁の上部に開口を設けたり建具に透明な素材を使用し隣りの部屋から光を導く方法もあります。
窓の設置場所を少し工夫する事で昼間は照明いらずの省エネな暮らしが実現できるのではないかと考えます。
~見学会のお知らせ~
7/26(土)山口市にて一日限定 予約制の暮らしの見学会を行います。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
設計部 上田