
2025年8月08日
子ども部屋と言えば何を思い浮かべますか?
勉強机がある、ベッドがある…
一つの広い部屋に二つ建具がついていて将来間仕切りをして二つに出来たり、個室であったり…
最近は扉も壁も何もつけないホールと一体化した〝開放的な空間″としていることも多く、図面にはあえて「子ども部屋」とは表記しない場合もあります。
なぜ子ども部屋が見直されているのでしょう?
子どもが小さなうちは家族と一緒の空間で過ごすことが多く、勉強もダイニングテーブルで、遊びもリビング中心。思春期になれば空間を分ける必要は出てきますが、それまでは“家全体が子どもを育てる場”として機能すればいい──
そんな柔軟な考え方が増えてきました。
ヌックやワークスペースなど“居場所”となる提案も増え、子ども部屋でなくても自分の空間を確保できるようになったことも理由の一つかもしれません。
また、「子ども部屋」として使われる期間は短いという点も見直されている要因であると思います。
実際に、お子さんが小さいうちはセカンドリビングとして使いたい というお客様もいらっしゃるようです。
あえて何もない空間にして選択肢の幅を広げる
子どもが大きくなって自分の部屋が欲しいとなった時にどうするか 一緒に考える というのもいいかもしれませんね(^^)
勿論、初めから個室として子ども部屋をご用意される方もいらっしゃいます。
子ども部屋に対する考え方はご家庭によって様々です。
トピアでは子ども部屋を最初から仕切っておいて、後から壁を撤去しても構造上問題のないようあらかじめ設計することも可能です。
また、後から壁を設けて二部屋にする子ども部屋では 引き分け戸を使用して壁で仕切られてない時には大開口となりより一体的な空間にする工夫もあります。───私の説明だけでは伝わりにくいのでトピアの見学会でいろんな実例を見て頂けたらと思います。
「今、子どもたちにはどんな空間が必要か」「将来どう使っていきたいか」 という視点で、子ども部屋のあり方を考えてみてはいかがでしょうか。
次回の完成見学会は周南市です。
ぜひ、子ども部屋にも注目してご覧頂ければと思います。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
設計部 石橋